中部5県初 官民一体のまち並み整備評価
全国の良好な都市景観を生み出す事例などを表彰する2016年度の「都市景観大賞」(「都市景観の日」実行委員会主催)で、豊橋市二川町の二川宿が「都市空間部門」で最高賞の大賞(国土交通大臣賞)を受賞した。市、住民、大学が協力して進めた歴史的な街並みの景観整備などが評価された。
二川宿では、市が景観条例や助成金などで街並みの環境整備に取り組み、それをきっかけに8つの住民団体によるイベント企画が年々広がりを見せる。豊橋技術科学大学は専門的見地から、防災や文化財の調査などに協力している。
陣内秀信・審査委員長(法政大教授)は総評の中で、二川宿を「重伝建地区のような連続した町並みが残るわけではないが、受け継がれた本陣、旅籠屋、商家などを地域財産として上手に生かし、景観形成を明確な戦略を持ちながら官民一体となって推進した素晴らしい成功例」と評価している。
東日新聞〜
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